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腰痛|朝のこわばりや、立ち上がりがつらい方へ

国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長の福田です。

腰の痛みは、いちばん多いご相談のひとつです。強い痛みではなくても、毎朝のこわばりや、家事や仕事のたびに感じる重さが続くと、「この先もずっとこうなのかな」と不安になるものです。

こんなことはありませんか。

  • 朝起きたとき、腰がこわばってすぐに体を起こせない
  • 顔を洗うときや、靴下をはくときの前かがみがつらい
  • 台所に長く立っていると、腰が重くなってくる
  • 座りっぱなしのあと、立ち上がってすぐは腰が伸ばせない
  • 年に何度か、ぎっくり腰をくり返している
  • マッサージや湿布で楽になるのは、その時だけ
  • 「レントゲンでは大きな異常はない」と言われたけれど、つらさは続いている

まずは今の腰の状態と、そこに至るまでの体の使い方を、一緒に確かめていきましょう。

腰痛を、当院はこう診ています

腰は「動きすぎて」つらくなることがあります
背骨の中で、腰はもともと大きく動くよりも「体を支える」ことが得意な場所だと考えられています。その上の背中(胸のうしろ)と、下の股関節は、本来よく動く場所です。

ところが、デスクワークや同じ姿勢が続くことで、背中や股関節の動きが小さくなると、その分を腰が代わりに動いて補おうとします。支える役の腰が、動く役まで引き受けている。これが、慢性的な腰のつらさの背景にあることが多いと、当院では考えています。

そのため当院では、腰だけを見るのではなく、次のようなところまで確かめます。

  • 股関節の動き(特に、お尻のまわりの硬さ)
  • 背中(胸のうしろ)の動きと、呼吸の深さ
  • 立ち上がり・前かがみ・歩き方での体重のかけ方の癖
  • お腹の張りや硬さ

腰が痛いのに、お尻や背中を施術する理由
腰痛でいらした方の施術が、お尻(股関節のうしろ)や背中を中心に進むことは珍しくありません。お尻の奥の筋肉がこわばると股関節が動きにくくなり、そのぶん腰が働きすぎてしまうからです。腰そのものを強くもむより、腰が休める状態をつくることを大切にしています。

東洋医学からも診ます
腰のまわりや足には、腰との関わりが深いとされるツボや経絡の通り道があります。また、お腹の反応から体全体の状態を確かめることもあります。腰の重さと、お腹の張りや冷えが一緒に出ている方も少なくありません。

解剖学で分かる体のつながりと、東洋医学で見える体の反応。この両方を重ねて、その方の腰に合った施術を組み立てていきます。(詳しくは「当院の考え方」をご覧ください)

急なぎっくり腰の方へ

急に腰が痛くなったときは、できるだけ早い時期に体の状態を確かめることが大切です。動ける範囲でご相談ください。強い痛みの時期は無理に動かさず、痛みの出にくい姿勢を一緒に探し、少しずつ動ける範囲を広げていきます。

ぎっくり腰は「急性腰痛」と呼ばれることから、まず冷やしたり、湿布を貼ったりされる方が多いと思います。ただ、実際に触れて確かめてみると、熱を持っていたり腫れていたりすることは、それほど多くありません。

当院では、ぎっくり腰の強い痛みの多くは「筋スパズム」によるものと考えています。腰の筋肉が極端な酸欠の状態になると、筋肉は引き伸ばされることを嫌がり、伸ばされそうになるたびに、体を守るための反応として強い痛みを出します。少し動こうとしただけで「ズキッ」と動けなくなるのは、このためです。

また、強い痛みがあるときに、なでるようなやさしい刺激を加えると、かえって痛みが強まることがあると言われています(アルント・シュルツの法則)。

そのため、ぎっくり腰のときは、ふだんの腰痛のように股関節や背中から整えるのではなく、痛みのもとになっている腰の筋肉そのものに、手技や鍼でしっかりとした刺激を入れていきます。筋肉のこわばりがゆるむと、その場で体を起こしやすくなる方も少なくありません。痛みの強さを伺いながら進めますので、ご安心ください。

痛みが落ち着いたあとは、くり返さないための体の使い方を一緒に見直していきます。

施術の流れ

  1. お話を伺います
    いつから、どんな場面で腰がつらいのか、生活の中の動きを中心に伺います。
  2. 体を確かめます
    腰・股関節・背中の動き、触った感覚、お腹の反応などを確かめます。必要に応じてエコーを使い、体の状態を確かめます。
  3. 整えます
    お尻や股関節まわり、背中の緊張を中心に、鍼灸や手技で整えます。腰の施術では、筋肉や神経の反応を見ながら、鍼に微弱な電気を流す「鍼通電(パルス)」をよく使います。鍼が初めての方、苦手な方には手技を中心にご提案します。
  4. 体の使い方・セルフケアをお伝えします
    整えた動きを保てるよう、立ち上がりや前かがみのときの体の使い方と、ご自宅で無理なく続けられる体操をお伝えします。

施術は完全個室で、院長が問診から施術まで一人で担当します。

背中に鍼を置き、鍼通電(パルス)をしている様子

鍼通電(パルス)の様子。鍼に微弱な電気を流し、こわばった筋肉に働きかけます。電気の強さは、その場で伺いながら調整します。

当院でできること/まず医療機関を受診していただきたいとき

当院でできること

  • 腰・股関節・背中の動きや、筋肉の張りを確かめ、体全体のバランスから腰への負担を見直していくこと
  • 鍼灸や手技で、お尻・股関節・背中など、腰を支える部分の緊張をゆるめていくこと
  • 立ち上がり・前かがみ・長く立つときなど、日常の動作の中での腰の使い方を一緒に見直していくこと
  • くり返すぎっくり腰を防ぐための、体の使い方とセルフケアをお伝えすること
  • 整形外科に通院中の方の、医療機関の治療と並行したケア(主治医の方針を優先します)

まず医療機関を受診していただきたいとき
次のような場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 転んだ、尻もちをついたなどの後から、強い痛みが続いている
  • 足にしびれや力の入りにくさがあり、だんだん強くなっている
  • 尿や便が出にくい・漏れるなど、排せつの変化がある
  • 安静にしていても痛みが変わらない、夜も痛みで眠れない日が続いている
  • 発熱や、急な体重の減少など、腰以外の体調の変化も伴っている

「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」と言われて通院中の方も、ご相談いただけます。その際は、医療機関の治療と並行しながら、当院でできることをご提案します。

通院の目安と区切り

慢性的な腰痛は、長い時間をかけて積み重なってきたものが多く、一度の施術で終わりにするより、体の反応を見ながら段階的に進めていくことが大切です。初回に、今の状態と、どのくらいの期間を目安に進めていくかをお伝えします。

痛みの有無だけで終わるのではなく、朝の起き上がりや立ち上がり、家事や仕事での動作の回復までが大切だと考えています。

ご希望の日常生活動作が戻ってきたら、必要以上の来院を求めることはございませんのでご安心ください。また、必要に応じて定期的なメンテナンスケアにも切り替えてサポートさせていただくこともできますので、安心してご相談ください。

ご自宅でできること

股関節と腰のつながりや、ご自宅でできる体操について、院長・福田のnoteで順次お話ししていきます。

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国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長 福田雅文

この内容を書いた人
国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長 福田雅文
柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/臨床25年
解剖学と東洋医学の両方から体を診ることを大切にし、今も学び続けています。同業の治療家に向けた臨床セミナーで、講師も務めています。
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