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寝違え|朝起きたら首が回らない方へ

国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長の福田です。

寝違えは「寝相が悪かったから」と片づけられがちです。けれど、毎年のように同じ時期にくり返す方や、数日たっても振り向けない方も少なくありません。

こんなことはありませんか。

  • 朝起きたら、首が回らない
  • 振り向こうとすると、首から肩にかけてズキッと痛む
  • 車の運転で、後ろを確かめるのがつらい
  • 寒くなると、毎年のように寝違える
  • 痛いところを自分で押すと少し楽になるが、数日でまた痛む
  • 湿布を貼っているが、なかなか引かない

まずは、どちらを向くと痛いのか、どこがこわばっているのかを、一緒に確かめていきましょう。

寝違えを、当院はこう診ています

寝違えは「炎症」より「体を守るためのこわばり」
寝違えというと、首を痛めて炎症が起きていると思われる方が多いと思います。
当院では、寝違えの多くを「筋スパズム」という状態だと考えています。筋肉の中が酸素不足になると、筋肉はしなやかに伸びにくくなります。そこで急に伸ばされると、体は「これ以上伸ばすと危ない」と判断して、筋肉をぎゅっと縮めて守ろうとします。この守るための強いこわばりが、振り向いたときの鋭い痛みのもとだと考えています。

どちらを向くと痛いかで、診る場所が変わります
例えば、左側の首が痛いとしましょう。右に振り返るときと左に振り返るときとでは、伸ばされる筋肉が少しずつ違います。当院では、振り向くときに痛む動きを確かめ、その動きに関わる筋肉の状態を診ていきます。

冷やすより、温めることをおすすめします
痛みが出ると、冷やしたり湿布を貼ったりする方も多いと思います。冷やすと一時的に痛みを感じにくくなることはありますが、痛みのもとが酸素不足のこわばりだとすると、冷えて血の巡りが落ちることで、こわばりがかえって強くなることがあります。当院はそう考えて、こわばった場所に血液と酸素が届くように、温めることをおすすめしています。

優しく揉むより、しっかりした刺激で落ち着かせる
痛いところは優しく揉んだ方がいいと思われがちですが、弱い刺激は、すでに縮んでいる筋肉をかえって目覚めさせることがあると言われています。当院では適切にしっかりとした刺激を入れて、まず興奮を鎮静化させます。そのうえで首の動きを確かめていきます。痛みを落ち着かせてから動かす、この順番を大事にしています。

繰り返す方は、背中の奥も確かめます
首の痛みを繰り返す方は、首の奥や背中の奥のほうに硬さが残っていることが少なくありません。表面が楽になっても奥のこわばりが残っていると、寒さや疲れをきっかけに、また同じことを繰り返します。

首の違和感や痛みは、鍼灸が昔から得意としてきた分野の一つです。解剖学で見る筋肉のつながりと、東洋医学で見る体の反応の両方から、その方の首に合った施術を組み立てていきます。

▶ 当院の考え方(解剖学と東洋医学の両方から診る)

施術の流れ

  1. お話を伺います
    いつ、どちらを向くとどこが痛いのか、繰り返しているのかなどを伺います。どちらを向くとどこが痛いのかが、とても大切な手がかりになります。
  2. 体を確かめます
    首の動き、痛む向き、首から背中にかけてのこわばり、筋肉の緊張や硬さなどを確かめます。
  3. 整えます
    まずは手技で、痛みのもとになっている筋肉のこわばりを落ち着かせていきます。初めに手でこわばりを取っておくことで、その後の施術の痛みや刺激の負担を少なくできるためです。そのうえで、状態に応じて鍼を使います。肩甲骨の内側を通る神経の周りを整えるときには、鍼に微弱な電気を流す「鍼通電(パルス)」を使うことがあります。痛みの強さを伺いながら進めますので、ご安心ください。鍼が初めての方、苦手な方には指圧中心でご提案いたします。
  4. 動きを確かめ、過ごし方をお伝えします
    首の動きを一緒に確かめ、温め方やご自宅でできることもお伝えします。

また、筋スパズム(体を守るための筋肉のこわばり)の裏には、栄養の偏りや休息の不足が大きく関与しているとも言われています。それまでの生活の振り返りやこれからの注意点なども含めて、細かくご指導させていただきますので、ご安心ください。

施術は完全個室で、院長が問診から施術まで一人で担当します。

院長が女性の生え際に鍼を置いている手元

当院でできること/まず医療機関を受診していただきたいとき

当院でできること

  • 痛む向きや首・背中のこわばりを確かめ、どこに負担がかかっているかを見ていくこと
  • 鍼灸や手技で、首から背中にかけてのこわばりを緩めていくこと
  • 寒い季節に繰り返す方の、背中の奥の硬さまで含めた身体の見直し
  • ご自宅での温め方やセルフケアをお伝えすること
  • 栄養環境や休息の取り方など、日常生活でのアドバイス

まず医療機関を受診していただきたいとき
次のような場合は、寝違えではない可能性もあります。我慢せず、まず医療機関を受診してください。

  • 激しい頭痛、めまい、吐き気がある
  • 腕や手が思うように動かせない
  • 腕や手のしびれが続く
  • 首の痛みに、高い熱や強い頭痛を伴う
  • 転倒や事故のあとから首が痛む
  • 数日たっても、痛みが引かない・強くなっていく

通院の目安と区切り

急に出た寝違えは、できるだけ早い時期に体の状態を確かめることが大切です。動ける範囲でご相談ください。毎年くり返す方は、首だけでなく背中の奥のこわばりまで含めて、段階的に見ていきます。初回に、今の状態と、どのくらいの期間を目安に進めていくかをお伝えします。

痛みの有無だけで終わるのではなく、振り向く・運転で後ろを確かめるといった、日常の動作の回復までが大切だと考えています。

ご希望の日常生活動作が戻ってきたら、必要以上の来院を求めることはございませんのでご安心ください。また、必要に応じて定期的なメンテナンスケアにも切り替えてサポートさせていただくこともできますので、安心してご相談ください。

ご自宅でできること

寝違えのこわばりは、冷えて硬いときより、温まっているときの方がゆるみやすくなります。湯船につかって首が温まった状態で、痛むほうだけ、押して痛いところに10秒の圧をかけて離す。これを3回までにしておいてください。

押す場所の探し方と、やめた方がよいときの目安は、院長・福田のnoteに詳しく書いています。

※首の前側(脈を感じるところ)は押さないでください。くらっとする、しびれが出る、痛みが増すときはすぐにやめてください。

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国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長 福田雅文

この内容を書いた人
国立ふくわらい鍼灸整骨院 院長 福田雅文
柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/臨床25年
解剖学と東洋医学の両方から体を診ることを大切にし、今も学び続けています。同業の治療家に向けた臨床セミナーで、講師も務めています。
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